生食用のカキ。
もちろん生鮮食品です。
蛇足ながら、わたしは以前は生ガキが大好きでしたが、あるとき食あたりをおこしてしまいました。
もともと大好物なので、それから何年かおきに「もしかしたらもう大丈夫になっているかも」と再挑戦をするのですが、結局その都度ひどい目にあうことになり、今ではすっかり諦めました。火が通ったものは問題なく食べられます。
そんなカキですが、生食用と加熱用とでは表示のルールが異なります。
今回は生食用カキについて見ていきましょう。
1. 名称
名称:生カキ
生かき、むき身かき、から付きかき、冷凍かき等、一般的な名称を表示します。
2. 保存方法
保存方法: 6℃以下
食品衛生法上、生食用かきは10℃以下で保存することが定められています。(食品衛生法に基づく食品・食品添加物等の規格基準)ここではそれより低い6℃以下で表示するように表記されています。
3. 生食用であるかないかの別
用途: 生食用
生食用又は加工用の別を表示します。(食品表示基準別表第十九)
本事例では「生食用」と記載されています。
生食用以外のものは、「加熱調理用」、「加熱加工用」、「加熱用」等加熱しなければならないことを明確に表示します。
4. 採取水域
採取水域:表面右下部記載
(表面右下部) 採取水域:宮城県海域
生食用のかきについては、採取された水域を記載します。(食品表示基準別表第十九)
ここが加熱用と異なる点で、加熱用のものは養殖の場合はその養殖場が属する都道府県名などの原産地を表示します。生食用のかきは、採取水域を記載することで、原産地表示に代えることができますので、改めて原産地を記載する必要はありません。
畜養等複数の採取水域において成育されたかきについては、原則として採取される直前の採取水域を記載することになっています。(通知・食品衛生法施行規則の一部改正について・平成10年12月28日・生衛発第1825号)
冬季は生かきのおいしい季節ですが、SRSV(小型球形ウイルス:いわゆるノロウイルス)に感染したと疑われる生かきを食することで食中毒が発生することがあります。そういった場合に調査を緊急に行い、食中毒の被害が拡大しないように、採取水域の表示が義務付けられるようになりました。ノロウイルスは十分に加熱することで死滅するため、加熱用のかきには採取水域の表示が求められていません。
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